日本バスケの将来 | バスケットボールの大会・スクール|Basketball Club DUNK
お知らせ 14.01.18

日本バスケの将来

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日本初のプロバスケットボールリーグであるbjリーグは2005年に開幕しました。

それから約9年が経った現在では、2013年にJBL・スーパーリーグと呼ばれたバスケットボール日本リーグ機構もNBLと名称を変更してプロリーグが設立されました。

各リーグのチーム数は、年々増加傾向にあり、地域に根付いた組織運営は浸透してきていると言えます。これも一重にバスケットボールを愛する関係者の皆様による努力の賜物であり、選手が弛まぬ努力によって、バスケットボールを懸命に取り組み、熱心に活動されて来られた結晶の産物ではないでしょうか。

規模の拡大による波及効果は大きく、1990年代から比べると、所属選手やチームと触れ合う機会は格段に上がり、裾野は着実に広がっています。

しかし、世界の各国を見渡せばどうでしょうか。

2013年に開催されたアジア選手権で日本男子は9位という結果に終わりました。
※女子は43年ぶり2度目の優勝という快挙を達成しました。

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日本男子がアジア選手権で成績が振るわなかった大きな要因は、代表の選手達が力を発揮できなかったことでもプロリーグが2つあることでもありません。

試合を通して、上位のアジア諸国は、日本に比べて、経験・身体能力・フィジカル・スキルとあらゆる点で上回っていました。それは、1・2年で到底巻き返せないレベルに映りました。

バスケットボールはポジションによって、得意とする技術や練習メニューが異なります。ポジションを決める要素は、ずばり「身長」です。

チームでもっとも身長が高いと、ほとんどの確率でインサイドを任されてしまいます。しかし、日本国内では目立っていたとしても世界に出た瞬間、身長による優位性はまったく無くなってしまうのです。

平均身長が高くない日本がこれから世界で戦っていくためには、アジアや世界で目を見張る動きができる有望な人材を1人でも多く輩出していかなければなりません。

そう聞くと、マイケル・ジョーダンやレブロン・ジェームスのようにたくさん得点を取れたり、ガソルやハワードのような、ゴール下を席巻するスーパースターを想像してしまうかもしれません。数十年後は、そういった選手が出てきて欲しいですが、まずは、アジアで再び日本が輝きを取り戻す人材輩出と環境の土台作りが急務です。

つまり、世界やアジアの強豪国に通用する国となっていくために、日本でトップレベルの選手達が海外へ挑戦していったり、指導者のレベルが底上げされ、将来有望な選手達が、若い年代から海外で知れ渡っているチームに所属し、一緒に練習を重ねて、経験を積み、世界で活躍していく循環が常にできているというのが理想の状態です。

当クラブをご存知であるみなさんが、将来、日本のバスケットボール界を背負って立つ若者を一人でも多く応援していただけるような団体を我々は構築してまいります。

応援よろしくお願い致します。