2017年バスケ国際ルールの変更が決定 | バスケットボールの大会・スクール|Basketball Club DUNK
B.LEAGUE 17.09.28

2017年バスケ国際ルールの変更が決定

2017年8月15日に発表された国際バスケットボール連盟(FIBA)から通達があったルールの変更について、日本バスケットボール協会からも正式に発表がありました。

〜開始時期〜
・FIBA主催大会は、2017年10月1日より施行。
・国内トップリーグ(B1,B2,B3,WJBL)は、2017-18シーズンから導入。
・国内の大会は、2018年4月1日より施行。

〜主な変更点〜
・トラベリング

動きながら片足が床についてボールを受け取るときやドリブルをしていたプレイヤーがドリブルを終えるとき、床についている足の「次の足(他方の足)をピボット・フット」とする。

【要約】
レフリーが、ボールをキャッチする時やステップを開始した際に、1歩目と判断していない場合は、これまで3歩目でトラベリングとされていたシチュエーションでもトラベリングにならない可能性があります。

・アンスポーツマンライクファウル

ディフェンスプレイヤーが直接ボールにプレイせず、速攻を止めることだけを目的とした 必要のないファウル、またはオフェンスの進行を妨害することを目的とした必要のないファウル
(このルールはオフェンス側のプレイヤーがショットの動作に入るまで適用される)

【要約】
負けているチームが試合終盤によく見られる戦術で、相手チームのプレイヤーに対し、故意にファウルをすることでフリースローを与え、得点差を縮め、オフェンス回数を増やす、いわゆる「ファウルゲーム」がアンスポーツマンライクファウルの対象となるかもしれません。

アンスポーツマンライクファウルは、フリースロー2本に加えて、ファウルされたチームからのスローインとなるため、ファウルゲーム自体が意味の無い戦術となってしまうのでしょうか。

トラベリングとファウルは、レフリーによって判断基準が異なる場合もあり、バスケットボールのなかでも、非常に難しいシチュエーションとされています。

2017年9月29日から2シーズン目が開幕するBリーグでは、さっそく適用となるため、レフリーがファウルとトラベリングをどのようにジャッジするか、非常に興味深い部分です。