強豪との対戦を避ける”負け”の善否 | バスケットボールの大会・スクール|Basketball Club DUNK
ゲーム 14.09.09

強豪との対戦を避ける”負け”の善否

決勝トーナメントが始まり、熱戦が繰り広げられているFIBAワールドカップ。

9/4グループリーグで対戦したオーストラリアVSアンゴラの一戦が物議を醸し出しています。

 

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試合は91対83でアンゴラが勝ちました。しかし、オーストラリアは仮に勝利すると優勝候補のアメリカと対戦。オーストラリアはスタメンの2選手を出さず、ベンチメンバーを使いました。

 

また、他のスターターも数分の出場にとどめ、以降試合にほとんど出場しませんでした。ほかにも、あっさりとレイアップを許すように見えるプレーがあるなど、各メディアから指摘を受けています。

 

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大会を運営するFIBAはオーストラリアのバスケットボール連盟に事情聴取を行った後に処遇を判断すると発表しました。

 

結果として、オーストラリアは9/7の決勝トーナメント1回戦でトルコに負け、ベスト8まで上がれませんでした。

 

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昨シーズン、NBAでもっとも成長した選手に贈られるMIPを受賞したスロベニア代表ゴラン・ドラキッチもTwitterでアンゴラ戦のオーストラリアとの戦い方に苦言を呈しており、世界中から関心が高まっています。

 

Goran Dragic, Anthony Davis

 

バスケやサッカーワールドカップのように、予選と本戦が分かれている日程でたびたび取り沙汰される故意に負けたと判断される今回の問題。

 

少しでも良い成績を目指したり、強豪チームとの対戦を避ける行為は、チームや選手として間違っていない選択といえる一方で、フェアプレーの精神に反するという意見もあります。

 

 

観戦する立場とチームの当事者たちそれぞれが直面しながら慣れていき、正しい答えを出していく必要があるのかもしれません。

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